・カジュアル面談とは
カジュアル面談は、面接（選考）とは異なり、企業と候補者が相互理解をするための情報交換の場です。面接よりハードルを下げることで、多くの候補者にアプローチでき、その後採用に至った場合のミスマッチも防げる、といったメリットがあります。
カジュアル面談の時点では、まだ転職の意志が固まっていない候補者も一定数いらっしゃいます。カジュアル面談の実施後に選考に進んでいただくために、カジュアル面談の内容やその後のコミュニケーションを工夫をする必要があります。
・カジュアル面談の事前準備、内容
カジュアル面談の実施前に、会社概要資料や採用ピッチ資料などを候補者に共有しておくと、より有意義な時間になります。
事前の資料共有を行った上で、カジュアル面談では会社の現状や将来性、魅力をお伝えし、候補者のキャリアの志向性や、会社が提供できるキャリアパスなどを、ざっくばらんにお話してみてください。
候補者に「選考に進んでいただきたい」と思った場合にはその旨もお伝えし、一次面接の日程もその場で決めていただくと、その後のやりとりがスムーズです。
カジュアル面談実施後に別途メッセージで日程調整を行うと、候補者の選考離脱率が高くなります。
・カジュアル面談後の連絡
候補者に面談のお礼を伝えるとともに、選考に進んでいただきたい場合には候補日程もお伝えしましょう。
たとえカジュアル面談で候補者が、「まだ転職活動はしていない」「情報収集段階である」と言っていたとしても、企業側からの評価が高いことを伝えられると、前向きに動き出す方は多いものです。
有望な候補者の方に対しては、重要なプレスリリースの発表があったらメッセージで共有したり、再度の面談依頼をするなど、積極的・継続的にアプローチをすることをおすすめします。
・カジュアル面談における注意点
カジュアル面談は、あくまでも企業と候補者の相互理解を目的とした面談のため、選考の場ではありません。
そのため、カジュアル面談を経て候補者に選考可能性がないと判断した場合でも、候補者に不採用通知（お見送りの連絡）をすることはお控えください。
その後の選考可能性がないと判断し、候補者には選考応募の意思がある場合は、改めて書類選考に誘導いただき、選考プロセスに乗っていただいた上で、選考結果を通知ください。
その他ご不明点がある場合は、SYNCA カスタマーサクセス担当にお気軽にお問い合わせください。